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なぜ一念発起中国語なの

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 何故にして一念発起、中国語なのか。台湾へ行った時も、香港へ行った時も中国語を覚えようとは思わなかった。

 何故にして、今、一念発起中国語なのか。

 きっかけは上海であった。某日刊紙に書いてあった。「上海は男の闘争心を呼び覚ます都市だ」と。確かにそうなのであろう。その言葉がまさに「何故に」の答になっているのだろう。

 そびえ立つ摩天楼、その建物群に囲まれる狭間の中、日当たりの悪い部屋で脂汗をにじませて蠢く住民達。漢字をもたらした、宗教をもたらした、共通の土壌と感性を持つはずである中国、共産主義へと走った歴史、そして今、世界経済に影響を与える「世界の工場」となった中国。ちょっと都市を離れれば、環境も人権も関係のない雰囲気の中で生きている人々。何もかもが中国は、私にはエキセントリックだ。

 中国語を覚えたいと思った。三国志を、アヘン戦争を、毛沢東を、そして世界の工場を中国の人々と直接語りたいと思った。
これが一念発起中国語の理由である。


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